地域のマンション情報手引き

漏水事故が多発

2011.11.18

損害保険の会社から、信じられない電話が掛かって来たのだ。「今後、保険の更新はご遠慮いただきたい」と言うのである。皆さんは、保険会社から断られるなんて経験をしたことがあるだろうか。だが私の組合は、ほんとうにそう言って断られてしまったのだ。更新日までIヵ月を切ってからの無情の通告。たちまちにしてマンションは無保険状態。途方に暮れるというのは、こういう状況を指すのだろう。この保険会社の立場も理解できないわけではない。

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私のマンションは冬の気候が厳しい立地である。真冬になると、連日、気温は氷点下一〇度を下回る極寒の日々が続く。これだけの寒さだからこそ、湖が凍って水上のワカサギ釣りが名物になるのだが、建物にとって、この寒さがどれほど厳しいストレスになるか、ちょっと想像してみてほしい。水道管は凍る。凍って破裂し、漏水する。数年前の寒い冬には、一冬だけで、なんと六ヵ所も水道管が破れ、そのたびに多くの部屋が漏水の被害に遭ったのだ。漏水した氷は、最初に、階下の部屋の天井裏の電気器具の取り付け穴から落ちて行く。天井灯はショートし、溜まった水の重さに耐えられずに照明器具ごと落下する。火災報知機そのほかの電気器具が、一斉に壊れる。壁はビショビショになり、壁紙は剥離。床材を汚損し、家具は使えなくなり、さらに水は階下へと落ちていくのだ。それでも、多くの人が住んでいるマンションなら、「あれ、おかしいぞ」とすぐに誰かが気づくだろう。被害も限定的な範囲で留めることができるかも知れない。