地域のマンション情報手引き

旧住宅公庫に対する貸付申し込みが著しく増加

2011.10.14

政府が1992年に決定した「生活大国5ヵ年計画」は、地価が依然として高水準であった東京など大都市圏においても、勤労者世帯の平均年収の5倍程度の費用を目安として良質な住宅の取得が可能となることを目指すものでした。これを受けて旧住宅公庫は、当初5年間の返済負担率を軽減する「ステップ償還制度」を拡充した「ゆとり償還制度」を1993年度から開始しました。また、1993年4月に打ち出された「総合経済対策」では、貸付対象戸数を5万戸追加、貸付金利の引下げ、基本貸付額と特別割増貸付額の増額などが措置されました。同じ年の9月には「緊急経済対策」が打ち出され、貸付対象戸数の10万戸追加が措置されました。翌1994年2月には「総合経済対策」の中で貸付対象戸数7万戸の追加がなされるなど、この間、合計77万戸の貸付枠を有するに至ったのです。1994年度は、当初の貸付枠63万戸に36万戸が追加され、99万戸の貸付枠を有するようになりました。このような旧住宅公庫に対する貸付申し込みが著しく増加した背景には、金利水準の低下によって旧住宅公庫の基準金利が年3.6%(1994年3月)と最低を記録したことが挙げられます。

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