地域のマンション情報手引き

都心回帰のトレンド

2011.09.30

東京都心に次々と大型ビルが竣工している。現在建築中や計画中の大型ビルも多く、今後も供給が続く。「六本木ヒルズ」や新「丸の内ビル」などが竣工した平成一五年の東京二三区の大規模ビル供給量は、前年の二倍の二二一万平方メートルに達し、「二〇〇三年問題」とも称され、この年オフィスが過剰になるのではないかと心配された。しかし、東京の有効求人倍率の上昇、外資企業の東京への進出などで、空室率の上昇は軽微なものだった。その後、平成一六年、一七年の新規大型ビルの供給が一〇〇万平方メートル前後に留まったため、再び空室率は低下した。ついで平成一九年は、大型オフィスビルの竣工床面積は一五三万平方メートルに達する見込みだが、空室率は低下しないだろう。二〇年以降もビルの建築が続くが空室率は低下しないとみられている。そのほとんどが千代田、港、中央、新宿などの都心四区に集中しているからである。バブル期にオフィスの賃料が上昇し都心から周辺へ本社機能の移転が進んだのだが、いま再び都心への回帰のトレンドが鮮明になっている。都心にオフィスがあるほうが、人材が集まりやすい、通勤時間も短くなるという事情もある。

[参考]
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